この記事では幼児教室7年の経験で僕が感じたメリットとデメリットをお伝えします。
- 認知能力の向上
- 非認知能力の向上
- マナーや挨拶の理解促進
- 親の子育てスキルの向上
- 親子と夫婦のコミュニケーションが向上
- 同じ月齢・悩み・近い価値観を持つ友達家族との出会い
- 費用の負担
- 時間の負担
- 子と親の負担
教室に通うと子どもだけでなく親にも多くのメリットがあることに気づきます。
自分一人で学ぶよりも多くの気づきがあり、これらの学びを家族で共有することで、コミュニケーションが増え、家族の絆も強まったと感じています。
一方、デメリットとしてはそれなりのコストがかかることが挙げられます。
幼児教室によるメリットがこれらのデメリットを上回ると感じるのであれば、幼児教室の利用はとてもおすすめです。
記事の後半ではデメリットを軽減するためのヒントについても解説します。
幼児教室のメリット
幼児教室には、子どもの成長に加えて、親の学びにも役立つ多くのメリットがあります。
①認知能力の向上
幼児教室での学びは、子どもの認知能力(言語、数学、論理的思考など)を向上させることが期待されています。これは、早期教育が子どもの脳の発達に良い影響を与えるという研究結果に基づいています(出典:National Institute of Child Health and Human Development)。
キッズアカデミーのサイトでは知能検査の結果が記載されています。
我が家もベビーパーク、キッズアカデミー、トイズアカデミージュニアと経験しましたが、この表の通り年々IQの値は向上しています。
幼稚園・小学校受験対策
トイズアカデミージュニアやキッズパークでは年少や年中の段階で四方観察や折り重ねの問題など小学校受験用に近い問題を実施しています。
小学校受験対策特化型の教室とは違うタイプですが、受験対策にも役立つ問題も扱っています。
0歳からの延長線上で、本人たちはお勉強というよりもクイズを解く感覚で楽しんで挑戦しています。
②非認知能力の向上
幼児教室においては、非認知能力(自己管理、協調性、問題解決能力など)の育成が重要な目標のひとつです。非認知能力は学業や人間関係の成功にも大きく影響するため、早い段階での育成が望ましいとされています(出典:American Psychological Association)。
親の自分たちが子供の頃にこれらのスキルを意識して教育を受けた経験がないため、どのように子供たちにサポートすればよいのか悩んでいました。
幼児教室では、子どもたちだけでなく親も、これらのスキルについて毎週、交流や体験を通じて学ぶことができます。
また、子どもたちは次の機会があることを知っているため、家庭で「かず」の演習を自主的に実践します。そして、翌週、その演習の成果を先生に見せて喜んでいます。
③マナーや挨拶の理解促進
幼児教室では、さまざまな活動を通じて、マナーや挨拶の理解を深める機会が提供されています。
子どもたちは日常生活の中で共通のマナーやルールを理解し、習得中だと思いますが、幼児教室もその一助となる場所として位置づけられると感じています。
幼児教室で培ったスキルは他の状況でも効果を発揮しているようです。
運動教室や料理教室にも1人でモリモリ参加して(親は見学)意欲的に取り組んでいます。
- 人の話を傾聴する
- 実践する
- 疑問を持ったら質問する
など
④親の子育てスキル向上
教室でのアクティビティを通じて、親は子どもの興味や能力を把握し、家庭でもサポートする方法を学ぶことができます。
OECDの研究によれば、親や保育者が教育に関する知識やプログラムの研修を受けることは、スキル向上の重要な要素であると報告されています。
⑤親子と夫婦のコミュニケーション向上
幼児教室での共同参加は、親子と夫婦のコミュニケーションを強化する効果があります。
共通の目標や経験を通じて、親子間や夫婦間の絆が深まることを実感しました。
共働き子育て環境では仕事が忙しい時期になると、夫婦の会話が日常の家事の進捗や買い物リストなど生活に直結した話題に限られがちです。
結果として、お互いに関する会話はもちろん子どもの成長の話題ですら少なくなる傾向にありました。
しかし、週に1度の幼児教室があることで、自然と子供に関する会話が増えます。
レッスンに参加することで、これまで学んだことを思い出し、家族全体のコミュニケーションが向上しました。
⑥価値観や状況が似ている友達家族との交流
幼児教室は、親たちが共通の悩みや価値観を共有して相互支援を生む場となる可能性があります。
また、幼児教室に参加する親たちは、他の習い事や子供向けイベントにも関心が高く、多くの情報を持っている印象があります。
ディズニー英語システムの使い方に悩んでいるとき、上達が早い子のお母さんから利用方法のアドバイスをもらうことで、問題を解決することができました。
幼児教室のデメリットと対処法
幼児教室には、費用の負担や時間の負担、子どもへのストレスなど、一部デメリットも存在します。
①費用の負担
幼児教室には、月謝や教材費などさまざまな費用がかかります。
子育て家庭は資産形成の段階にあると思うのでこれらの費用は軽視できません。
対処法1:期間限定で試してみる
育児休業中だけ、または3歳までなど期間を限定して試してみることもひとつの方法です。
我が家も3歳までと決めて入会しましたが、7年目に突入しました
対処法2:オールインワンの習い事と思えば費用対効果は高い?
- 子どもが認知能力を学び、
- コミュニケーションを体験し、
- 体を動かし、
- お歌遊びを楽しみ、
- 親は教育法について学び、
- 日常の悩みを相談し、
- 共通の価値観を持つパパ友を作り、
- 地域の子どもイベントの情報を得る
これらの要素を同時にこなせるものと捉えて費用対効果を検討する方法です。
実際に妻から提案された対処法で「なるほど、それなら割安かも」と感じました。
お金に関する別の視点で考えると、幼児教室には子育てに関心の高い親が集まっているため、子どもに関連するさまざまな有料級の情報が手に入ります。
- 子どもにおすすめの市民プール
- 英語のイベント情報
- 休日おでかけスポット
長年住んでいるエリアでも、いち家庭では気づかない情報がたくさんあることを痛感しました。
②時間の負担
幼児教室への通園は、子どもだけでなく親にとっても時間的な負担が伴います。
- 送迎
- レッスン参加
- スケジュール調整
対処法1:価値ある時間として捉え直す
メリットの紹介で先述した通り、幼児教室の利用は家族間のコミュニケーションの活性化が期待できます。
私には忙しい共働きの日々で子供のことをじっくり見て褒める時間を減らしてしまったという過去の反省がありました。
夫婦の会話も生活維持のための最低限の情報交換にとどまることが多かったです。
忙しい日々を過ごしていると、子どもの成長や変化を見逃すことがあります。
その中で、
教室で我に返り、人生の目的を再考する機会を与えてくれていると感じています。
幼児教室はパートナーの育児参加のきっかけにもなると思います。
対処法2:視野を広げる機会と捉える
当時熱中していたキャンプに行けなくなると思い、最初は入会に反対していました。
また、妻が提案した「週末の混雑を避けて、平日に有給休暇を利用しキャンプに行こう」というアイディアはとても効果的でした。
キャンプブームが到来し、予約が困難な状況でも、平日なら人気のキャンプ場でもゆったり楽しむことができたからです。
また、週末に幼児教室があることで、教室近くの主要駅でさまざまなイベントを家族で楽しむことが増えました。
昆虫博やヒーローイベントなど、新たな楽しみを見つけることができました。
週末に絶対に外せない予定がある場合でも、振替制度を利用することで対応可能です。
体験レッスンの際に振替制度の有無を確認しましょう。
③子と親の負担
幼児教室への適応が難しい子どもにとって、教室がストレスの原因となることがあります。
無理に通わせることで、逆効果になることも考慮する必要があります。
また、親もストレスを抱える懸念があります。送迎やスケジュール調整は負担が小さくないのでストレスの一因となりうると思います。
我が家は体験レッスンで絞り切れずに2つの幼児教室に同時に通い始めました。
最終的にどちらの教室を選ぶ際の大きな要因となったものは「楽しい」という感情でした。
対処法:体験レッスンを受けて教室や先生との相性を確認
どうしても子どもも親も相性はあると思うので、実際に受けたい時間に体験レッスンを受けて、教室の雰囲気や先生との相性を直接感じ取ることをお勧めします。
交通や振替方法も忘れずに確認しましょう。
体験レッスンのチェックポイントを見直して準備して臨みましょう。
幼児教室の概要
幼児教室は、子どもの成長や発達をサポートするために設計された教育施設です。
幼児教室の多様性とその役割
教育の内容や方法に基づき、幼児教室は多種多様に分類されます。それぞれが独特の特性を持ち、子どもたちの異なるニーズに対応しています。
幼児教室の例
- 言語能力や算数能力を向上させることに重きを置く教室
- 運動能力やリズム感の育成に焦点を当てる教室
- 芸術活動や創造性を刺激する教室
これらの多種多様な幼児教室は、その目的と役割によって特徴付けられ、子どもたちの成長をサポートする重要な場となっています。
本記事では、子どもたちの認知能力、非認知能力、マナーや規則への理解、コミュニケーションスキルの向上を主目的とした少人数制の総合型幼児教室について詳しく解説します。
対象読者は共働き子育て世帯を想定
本記事は「共働きの子育て世帯」の読者をイメージして書きました。
お忙しい中でも子どもたちが大切な成長期に様々な経験を積む機会を提供したいと願うご家庭は少なくないのではないでしょうか。
共働き世帯が多数派に
このことから、現在の日本社会では
共働きしながらも子育てに奮闘している家庭が主流
といえるでしょう。
幼児教室のメリットが社会の変化を補う
しかし社会の仕組みは家庭の変化に追いついていないと感じています。
幼児教室のメリットが、この変化を補う役目として存在していると感じています。
まとめ:幼児教室のメリットとデメリット
幼児教室のメリット6選、デメリット3選を紹介しました。
これらを総合的に判断し、家族で話し合って最適な幼児教室を選択し、教室への参加を通じて子どもの成長をサポートすることが重要です。
幼児教室のメリット・デメリットを総合的に判断
幼児教室のメリット・デメリットを総合的に判断することで、子どもや家庭に適した教室を選ぶことができます。
メリット | デメリット |
---|---|
認知能力の向上が期待される 非認知能力の向上が期待される マナーな挨拶の理解促進 親の子育てスキルの向上が期待される 親子と夫婦のコミュニケーションが向上 価値観や状況が似ている友達家族との交流 | 費用の負担がある 時間の負担がある 子と親のストレス増加が懸念 |
家族で話し合い、最適な幼児教室を選択
家族で話し合うことで、子どもや家庭にとって最適な教室を選ぶことができます。
幼児教室は、子どもの成長や発達に多くのメリットをもたらしますが、デメリットも考慮する必要があります。
幼児教室選びのポイントを踏まえ、家族で話し合い、最適な教室を選択しましょう。
- 幼児教室で子どもが得られる主なメリットは何ですか?
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幼児教室で子どもが得られる主なメリットは、認知能力の向上、非認知能力の向上、マナーや規則の理解の促進、家族間のコミュニケーションの強化、そして同じ価値観を持つ親友との出会いです。
- 幼児教室のデメリットは何ですか?
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幼児教室のデメリットとして、費用の負担、時間の負担、子どもへのストレスが挙げられます。家庭や子どもの状況に応じて、教室選びを慎重に行うことが重要です。
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